埋蔵文化財の発掘調査に関わる撮影業務は、野外調査時の撮影業務と、現地調査終了後の報告書作成業務に伴う整理作業時における出土遺物の撮影業務に分かれます。
現地調査に係る撮影業務には小型飛行機やラジコンヘリを使った遺跡全体の空中撮影や遺構を個別的に撮影する撮影台(櫓)による撮影、さらに使用するカメラにも35mm判や6×7判と言ったフィルムサイズとモノクローム・ネガカラー・カラーリバーサルのフィルムの種類等種々の撮影方法があります。室内整理時の出土遺物の撮影も基本的には野外調査に準じて撮影します。
ほかに、最近は従来の銀塩フィルムを使用したいわばアナログ撮影とデジタルカメラを使用したデジタル撮影の二種類があります。この方法にはどちらにも一長一短があり一概に決められませんが、報告書が従来の刊本印刷であれば前者、PDF版にするとかWeb上で公開するとかの場合は後者の方が適しているかも知れません。いずれにしても調査途中からの変更はロスがあるため、調査開始時点には決定する必要があります。
当組合では委託者の依頼・要望にあわせ、どのような撮影にも対応します。